Library Rabbit 1

うさぎの本 1
coming soon!
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愛をみつけたうさぎ

ケイト・ディカミロ著 POPLAR刊

これは陶器でできたうさぎの人形エドワードの長い長い旅のお話です。表題から受ける印象とは違って、内容はシリアスな部分が多く、大人向きに発信された作品のような気さえします。「好き、きらい」というレベルではなくて、「読まなければならなかった」という読後感が残る不思議な作品です。これまでにも人形の旅の物語は多く描かれてきましたが、人生の深淵をかいまみるようなグリム童話を思わせるこの作品はそのもっとも辛口の作品群に属すると言えるのではないでしょうか。ある種の人間を代表するようなエドワードが長い旅の中で心というものに気づき始める、それでも神様はなかなかに「安息」をお与えにはならない。人は何のために生きるのか、その永遠のテーマを再認識させられる作品です。

野うさぎフルー

リダ・フォシェ著 童話館出版

野生の生き物たちの「生」を、畑や森の四季の変化を取り入れながらダイナミックに描きだした美しい絵本です。野うさぎの生態を全く知らなかった私には、この絵本で紹介されているフルーのたくましい生き方がとても新鮮に感じられました。いきいきと野山を駆け巡るフルーの姿は心に深く残ります。毛のやわらかさまで感じさせるような画家フェードル・ロジャコフスキーの筆力はこの物語の魅力を何倍にもひきたてています。作家と画家の幸運な出会いがここにあるのです。こどもたちを膝にのせてゆっくりと読み聞かせたいお話です。子どもたちはきっとどきどきしながら、フルーをみつめることでしょう。「がんばれ、フルー!」胸のうちでそんな声があがるかもしれませんね。

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