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くつろぐときの本 2
ヨーロッパのお茶の時間

山本ゆりこ著 ピエブックス刊

ヨーロッパ各国のお菓子を旅のエピソードを交えて紹介した楽しい本です。写真がとてもきれいで、美味しいお菓子の匂いがしてきそうです。何よりも面白いのはお菓子がその土地の器に盛られて登場することです。アンティークのコレクターとしても知られる著者だからこそできる演出で、見応えのある「器集」にもなっています。お茶を通して見えてくるお国柄が愛情を持って描かれていて、その土地の人たちと実際にお茶をご一緒させていただいたような「親しさ」を感じます。時々開いてスィートトリップをお楽しみください。

野菜畑のレシピ

アノニマ料理部編 アノニマスタジオ刊

この本との出会いはカフェオレンジでいただいた「きゅうりと卵のチャーハン」でした。その意外な組み合わせの妙に圧倒され即座にこの本を購入しました。いつもの野菜料理とは違う新鮮な視点が感じられます。「永田農法」という自然農法に基づいて作られたレシピであるという説明を見て納得しました。おいしい野菜があってこその野菜料理。野菜に対する思いがとても熱い本なのです。106のレシピは野菜を「簡単に、おいしく、たっぷりと食べられるように」と工夫されたものばかり。写真もきれいで目にも美味しい本です。

永順 野の花の旅から

高橋永順著 永順ログキャビン刊

自然な風合いのフラワーアレンジで知られる著者の花をめぐる「ベルギー日記」。写真家のご主人とまわった村や街。きどらない文章の中にご主人とのあたたかい信頼関係が読み取れて、花ももちろんですが、中高年の夫婦の在り方をも示してくれるやさしい本です。ベルギーの人たちの人情に包まれて、美しい花々を地元の器や籠にいける。それをご主人が写真におさめる。時々画面に登場する永順さんはアンティークの真っ白な服を着て少女のように微笑んでいます。こんなふうに年齢を重ねて行けたらいいなあとつくづく思う本です。

生活はアート

パトリス・ジュリアン著 主婦と生活社

生活をコーディネートするというユニークな活動をしている著者が、まだ白金台にレストランを経営していたころに綴ったエッセイ集です。著者自身が日々の生活で心がけていることや、お店を通して表現してゆきたいことが、フランス人独特の人生観に基づいて語られています。光や風にまで心をくだいて人をもてなす。そんな繊細な心配りも著者に言わせれば「面倒なことや難しいことを省略しないで、どれだけ楽しめるか。スタイルを持てるか、感謝できるか。それだけのことだと思うのです」。それだけのことができない私のビタミン剤的書物です。

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